石井さんの今日要

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iPhone 機種変更の時期・タイミングの考え方

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iPhone をはじめ、スマートフォンはほぼ必要とする人の手に行き渡りました。 端末の利用サイクルも、遅くとも2巡目に入っている人も少なくないと思います。 最近、iPhone 4s / 5 / 5s 使ってる人から、機種変更のタイミングをよく訊かれるようになりました。 今回はiPhoneスマホ端末の買い換え時期についての、ひとつの考え方をまとめてみました。(約3,000文字な記事)

もくじ:iPhone 機種変更の時期・タイミングの考え方

iPhone の機種変更は遅くても2年に一度

端的には私の思うタイミングのボーダーラインは2年だと考えます。理想は「最新機種がリリースされるごとにすぐ」がベストだと考えています。実際新機種が出たら極力早い段階で買い換えるようにしています。

IT機器に3年以上はあり得ない

iPhoe iPad などのスマホ端末、タブレット端末に関わらず、PCなどのIT機器を3年以上利用することは、個人的にはあり得ないことだと思っています。

ドッグイヤーと言うように

ドッグイヤーと聴くと読書家の方にとっては本の角を折ることを指すことになるかも知れません。 それとは別にIT用語として次の意味があります。

”犬の1年は、人間の7年に相当する”

この例えからIT技術の進歩速度の速さをいう言葉として用いられています。 個人的には1年当たり7年分とまでは言い過ぎとしても、やはり3〜4年分相当とは考えるべきだと思っています。 この感覚で言いうならば、毎日数百キロ走り回っているクルマで10年越えている状態。 3年使ったスマホとはそう言うモノだと思っています。

www.weblio.jp

市場観点からみても2年程度

iPhone に関して言えば、Apple は毎年秋口ごろにだいたい新型端末をリリースしています。 ドコモ / au / ソフトバンク 各社は、端末分割代金が概ね26ヶ月程度のプランとして提供しています。これもIT機器の製品寿命と消費者のお財布都合のバランスを考えると妥当なラインであると言えます。

「機種変更代」ではなく「利用料」端末も含めて考える

ここまでの書き口だと、「ITガジェット好きの感覚」、「モノを大切にしないヤツ」的なイメージを持たれた方もいらっしゃるかも知れません。そうお感じになった方は「モノへの費用」すなわち、「端末代」を主軸としてお考えになる感覚の方だと思います。

私の考え方は「使うための費用」に主軸を置いています。後述しますが、IT端末の性質上からも、「モノへの愛着」の観点で見ることは沢山の損失を生むことにもなります。

最新=贅沢ではない

勿体ない文化の前提で過ごしていると、”新しいモノ”に対して無駄使いであったり、贅沢をしているという感覚を抱きがちです。 この考え方は日常的にはよいことだと思います。しかし、IT分野に置いては全く的外れな感覚だと思います。 セキュリティや互換上の観点から見ても、最新の状態で保全しないことは、"対外的に相手へのエチケットを怠っていること"だと考えるべきだと思います。

IT端末に「いいもの長く」は通用しない

私自身、いわゆるアナログなアイテムは、10年来使っているものもたくさんあります。そういった、ソフトウェア的なアップデートなニュアンスが関係のないものには、「いいもの長く」をしていくべきだと思っています。

いわゆる、ソフトのバージョンアップ。OSのアップデート、ファームウェアのアップデートといった、中身が常に成長しているモノに関しては、それに応じた枠組み(端末)の切り替えも迅速にしていくべきだと考えています。

これは、成長していく金魚を最初の小さな金魚鉢のままで飼っている。そういう訳にはいかなくなることと同じだと思います。

IT機器は「生もの」です

何よりIT機器は「生もの」であると考えるべきなのです。 よって、端末も含めて、”いつも、みんなと繋がるための利用料”と考えて最良な環境で使っていくことが望ましいのだと思います。

「使いこなせない」と思うひとほど"最新"で

仕事柄、端末や利用方法のご案内をする際にもよく出るフレーズにこの言葉があります。

「使いこなせないんだから、そんないいものは要らない」

そう仰って目先の端末代での判断をなさった結果、型落ちモデルの一番低スペックな端末を選択されるケースがあります。

「使いこなせない」と思うなら補助してもらえる環境を

その結果、目先の「価格が低い端末価」と引き替えに、沢山の機会損失や余分な工数を得てしまっています。その例として、次のような結果に陥っていきます。

  • 「簡単なのにしてくれ」と言いながら、最新版であれば1ステップで出来ることに3ステップの所作を要する。そして面倒だから嫌になる。
  • 処理待ちが多くなることにより、自分が正しく使えていない、解らないと不安になり使うことが楽しくなくなる。
  • 次の機種変更タイミングが来たときに、日々の更新をせずにきたため、全く別物になっていて使い方が解らなくなり遭難する。その結果追いつくために膨大な学習コストを要する。または、頓挫する。

東京の街のようなもの

IT端末とそのソフトは日々更新され続けています。視覚的にわかるたとえをするならば、これは東京で街や駅が常に工事をしていて改装、改善されているのと同じようなものです。そんなところに10年前の大雑把な地図をもって出歩けば当然遭難してしまいます。そして要らないトラブルやストレスを得ることになります。

「最新状態」という波に乗ってることは、生活上の損失を抱えないためにも不可欠なことだと思います。

本当の意味で「お値打ち」なスマホ利用をしよう

iPhone 4s/5/5s などの旧世代端末を長きにわたり利用されている方たちは、「端末代がもったいない」「まだ使えるモノだからモノを大切に」という切り口の方が多いと言えます。 しかし、結果として、”まっとうな節約派”の人たちが、IT端末に関しては、最大級の損失や無駄な消費をしてしまっていると思います。

モノ代を軸とした節約をしたことで、心理的な心地よさ、時間の損失、人とつながる機会などを犠牲にしてしまっています。 ユーザー属性にもよりますが、もし仮に、ご自身で事業をなさっている方であれば、この状況は致命的なことだと思います。

文字通り「端末」なのだから

私たちはスマホ端末を使っているわけではないのです。スマホ端末を使ってその中での繋がりやコミュニケーション、自分が楽しく過ごせる機会を得ているのです。iPhoneスマホは文字通り「端末」です。これらのJoy を得るための”末端の装置”のひとつでしかありません。 だから端末そのものに固執しすぎてはいけないのです。端末もいつでも切替ができるデータ管理や体制を作っておくことが必要です。

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「利用料」指向でトータルでお値打ちに

私は「利用料として観る」という点から、iPhoneスマホは、極力常に最新のモノで維持する。そのためには買い換えと下取りのサイクルを積極的にまわしていくべきだと思っています。 実際に毎年買い換えて下取りすることが、「利用料」と考えた場合にはトータルコストは一番「お値打ち」に済むことになります。

お金も端末も、人それぞれに考え方や使い方があると思います。 そのひとつとして、私の場合はこういうタイミングはどうでしょう?と言う、ひとつの考え方をご案内してみました。多少なりとも参考になれば幸いです。